パチンコ狂いの両親、膨大な家の借金、時給700円の皿洗いの日々…が、藁をもつかむ思いで取り組んだネットビジネスで、4ヶ月後にまさかの月収100万超え。僕も呆然。家族も呆然。就職する必要もなくなり、20代にして自由な日々に突入中。

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それ、もう人生に失敗してない?

2016.05.10

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僕の周りが特殊なのか、世の中全体の傾向なのかは分かりませんが、
僕の知り合いには仕事・職場が原因で
精神・肉体に異常をきたしてしまった経験を持つ人が何人もいます。

(たとえばこの記事に出てきた彼とか)

(ファッションコーディネーターの彼も職場のパワハラが原因で一時期鬱を患っています)


多分性格的にまじめな人が多いからだと思います。
先日もある知り合いからこんな相談をされました。

彼は夫婦共働きで、奥さんはとある公的機関で職員として働いています。
その職場は長時間労働が常態化している上、
奥さんが非常に仕事ができる優秀な人材なので、
上司も重宝がって大量の仕事を彼女におしつけてきます。

奥さんはもともと体が強いほうではなく、
一度忙しさが原因で体を壊してしまい休職した期間があるのですが、
そんなことはお構いなく、復帰後もそれまでと同様に(いや、むしろそれまで以上のペースで?)
彼女に仕事を振り始めました。


真面目な奥さんは過去に休職して職場に迷惑をかけてしまった負い目もあり、
体調が万全でないながら、その後も深夜残業・休日出勤で頑張り続けます。

仕事のストレスで、家ではしょっちゅう泣いたり吐いたりしていて、
二言目には「つらい」「苦しい」「死にたい」と呟いていたそうです。

当然そんな毎日に体がもつわけもなく、
先日再び倒れて入院してしまいました。


さすがに旦那さんも腹を立て、奥さんの職場に抗議したところ、
上司から「彼女は真面目だから」と言い訳されたそうです。



真面目に働くと病気になる職場…(汗)

いやまあそれがこの国の普通なのかもしれませんが。



で、前回も書いた通り、
こういう人生を破壊されかねないような職場に遭遇した場合、
多少なりとも貯金があるのであれば、
さっさと逃げて別の道を探すのが正解です。

歯を食いしばってそのまま頑張ったところで、
幸せになれる見込みが全くないからです。

まだ若く、体力・気力が残っているうちに逃げ出さないと、
一層選択肢が少なくなったり、
致命的なダメージを負ってしまったりする可能性があります。



しかし知り合いは奥さんに仕事を辞めるよう勧めたそうですが、
奥さんは頑として首を縦に振りません。
その理由は以下のようなものでした。


「今の職場を辞めると老後の生活が不安だから」


ううん・・・

今の職場で働き続けることに不安はないのでしょうか?

ちなみに奥さんはまだ30歳前後です。
奥さんもいい具合に洗脳されてしまっているような気がします(汗)


ブラックな労働環境が成立する理由の一つは、
そこで働く人たちが唯々諾々と我慢を続けてしまうことにあります。

特に安定している職場に勤めている人ほどこういう
「将来に対する不安」を理由に我慢をします。

とりあえず現状を我慢していればクビになる心配は少ないし、
定年まですればたんまりと退職金がもらえて、
年金でゆとりある暮らしができる可能性が高いのだから、
わざわざリスクをとって転職したり起業したりしなくても、
「このまま我慢している方が賢い!」と判断してしまうのですね。



しかし僕には、この「老後のために現在を犠牲にする」という論理がよく分からないのです。

まあ数年程度なら理解はできますが、
死ぬほどつらい毎日を我慢しているうちに若い時期が過ぎ去り、
60歳や70歳の定年を迎えてしまうって、どうなんでしょ。


すでにそうやって老年期を迎えてしまった方にははなはだ失礼かもしれませんが、

それってすでに人生に失敗してませんか?


まあ100%そこから挽回不可能だとは言いません。
終わり良ければすべて良しともいいますし。
最後の10年、20年だけを安泰に過ごせれば悔いはない、
という人も中にはいるのかもしれません。

しかし、人間がもっとも健康な時期が辛いことで埋め尽くされ、
よぼよぼで足腰が弱り、薬と病院通いが欠かせなくなった老後だけ解放されるというのは、
とてもじゃないですが理想的な人生には見えません。

それってそんなに必死になって手に入れるべき未来でしょうか?
もっと若いうちに素敵な思い出をたくさん作らなくていいんでしょうか?


そもそもそんな死にたくなるほど辛い日々を
本当に老後まで何十年も続けられるのでしょうか。

そのうち本当に死んでしまいませんか?


まあ命を落とさないまでも、
途中で心身を致命的に壊してまともに働けなくなったら、
安心できる老後どころか、通常よりもはるかに悲惨な老後が待ち受けています。
我慢の先にやってくるのは生活保護で食いつなぐ寝たきりの老後かも知れません。

めでたく無事に老後を迎えられたとしても、
大切な人が先にいなくなっているかもしれません。

あまりにも長く自分を殺し続けて、
何が自分の幸せなのか分からなくなってしまうかもしれません。

数十年後には社会のルールが変わって、
ただ定年しただけではゆとりある老後は手に入らないかもしれません。
(というかそうなりつつありますが)



老後の安心だけに極端なプライオリティをおく価値観って、
非常にリスキーだと僕は思います。
(逆に現在の楽しさだけを重視するのもまたリスキーですが)

定年後にあなたの人生が始まるわけではありません。
あなたの人生はもう始まっていて、
たいていの場合すでに佳境に差し掛かっているのですから、
一刻も早く幸せな状態を目指さなければなりません。

老後も現在も同様に大事であることを理解し、
どちらかを極端に犠牲にする人生設計をやめましょう。

著者プロフィール

だいぽん
小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、借金まみれの極貧の家庭で育つ。

皿洗いやレジ打ちなど、忙しいアルバイト生活を送る中で、自由を手に入れたいという欲求が抑えがたくなり、就職活動を放棄。
在学中にお金・知識・人脈ゼロの状態でインターネットビジネスで起業。
たった1人&パソコン1台で5年間で約3億円を売り上げる。

現在は働く必要がなくなり、セミリタイア。晴れて自由の身に。
音楽学校に通ったり、創作活動に打ち込んだり、好きな場所へ好きなだけ旅行したりと、趣味中心の生活を送っている。

個人が自由な人生を手に入れるための戦略・思考をブログ・メルマガで配信中。
2015年に電子書籍「自由な人生を手に入れる教科書」を出版し、Amazon総合ランキング1位を獲得。
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コメント

    • 久藤
    • 2016年 5月 10日

    人はいつこの世からいなくなるかわからないですからね。

    老後はおまけとして考えています。
    今を精一杯生きます。

    • 山田
    • 2016年 5月 10日

    でも、自分の私的な都合で会社を辞めるのは、無責任だと思うんですよね。病気になるのは、自己責任で会社は関係ないですし。

  1. “さすがに旦那さんも腹を立て、

     奥さんの職場に抗議したところ、

     
     上司から「彼女は真面目だから」

     と言い訳されたそうです”

    これにはゾッとしました。

    旦那さんは奥さんの上司から

    謝罪を聞きたかったはずなのに、

    返ってきたのは客観的な分析だけ・・・

    この無○ポ○コツ上司には

    自分の采配を省みる暇もないのでしょうか。

    この女性が気の毒でなりません。

    一刻も早く脱出されることを祈ります。

    確かに仕事が無くなって

    収入が0になるのは恐怖だと思います。

    しかし、身体ひいては人生を捧げてまで

    他者に尽くすのは流石に考えなければなりません。

    【追伸】

    多くの人は老後の心配をして

    「今」を犠牲にしますが、

    そもそも自分がその「老後」まで

    生きている保証って無いんですよね。

    先を見過ぎて今を疎かにし、

    その先に辿り着く前に死んだら

    死に切れません。

    今を後悔しないために生きたいものです。

    であれば、

    「今」選択できる最善の策を

    選ぶのがベストだと考えます。

    • 窪田
    • 2016年 5月 10日

    まだ、自分の人生を思い通りに生きれていない人は、今の人生に疑問を持つことができる時点で、この記事を読んで何も変えようともしない人よりも、決定的な人生観の差があると思います。

    あとは、正しい知識を入れて行動するだけです。ただ、ただ、ある情報を鵜呑みにするのではなく、疑問を持ち続けて自分の望む未来を掴み取りましょう。

  2. たしかに、定年後からでも、自由な時間を持てる可能性があるから、

    挽回不可能ではありませんよね。

    しかし、ヨボヨボの爺さんになった後の10年間と瑞々しい若い時代の10年間では、色々な点で違いすぎる。

  3. 僕の同級生は19の時に突然の事故で亡くなりました。
    人間いつ死ぬかもわかりません。
    しかし、多くの人は確かに今を犠牲にします。
    突然命を落とす場合だってあるのに…

    だいぽんさんの意見は今と未来を見据えていて、いつもしっくりきますね。
    共感できる部分が多くて嬉しいです。

    この後、その奥さんがどうなったのか気になります。
    よければまた記事にして下さい。

  4. だいぽんさん、こんにちは。りんこです。
    その奥様ご心配ですね。
    私の周りにもうつ病などの精神疾患を患わっている方が数人います。
    やはり根が真面目な方が多いですが、真面目な方が悪いわけではありません。
    パワハラって本当に嫌ですね。
    私もだいぽんさんと同じ意見で、辛い思いをしながら今の会社を続けていくのは非常にもったいないと思います。
    人生一度きりですもんね。
    毎日行く職場なら、楽しみながら仕事をしたいし、楽しい人生を送りたいです!
    どうか「今」を大切にしてほしいです。

  5. 脳が壊れてしまったら厄介です。
    私も鬱になってしまい、どうにもこうにも普通に会社で働くのは危険と判断しました。

    アフィリエイトで稼げるって知らなかったら、今頃完全に廃人です。
    そう考えると本当にブラックな職場は恐ろしです。
    今が大事!

    • ryouji
    • 2016年 5月 14日

    こんばんは。ランキングからきました。

    確かにはたらけなくなったら元も子もないですよね。自分の将来をどう作っていくかですよね。

    参考になりました。

    応援して帰ります。

  6. こんにちは

    日本の奴隷教育が生み出す悪習ですよね
    そもそも休職で会社に迷惑をかけたったのもこのパターンは違う気がしますw
    むしろその奥さんが会社に迷惑をかけられたから休職に追い込まれて
    さらに体よく使われてるような…

    今この瞬間にでも交通事故に遭う可能性もあるんで
    人生は今を楽しむのが大事だと思います。

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名前: だいぽん

小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、極貧の家庭に育つ。

2009年、バイトで溜めた学費を親にパチンコで使い込まれ大学を休学。
空いた時間を利用してアフィリエイトを始めたところ、4ヶ月目で月収100万を達成してしまい愕然。 家族も呆然。
まったく興味がないのに節税で法人化までする羽目に。

その後収益の自動化が完了し、お金のために働く必要がなくなってからは、趣味の音楽、小説、旅行に没頭する毎日。

2015年3月に個人で電子書籍を2冊出版し、Amazon電子書籍ベストセラーランキングの有料本・無料本カテゴリそれぞれで、2冊同時にW1位を獲得する(恐らくAmazon史上初)。

20歳。時給720円の皿洗いの日々
22歳。PC1台でネットビジネスに挑戦
23歳。半年で月収100万突破してビビる
27歳。1人で年商1億円
28歳。お金のために働く必要がなくなる
29歳。電子書籍出版。Amazon1位をとる
30歳。放置で年商3億円。趣味に生きてる


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