パチンコ狂いの両親、膨大な家の借金、時給700円の皿洗いの日々…が、藁をもつかむ思いで取り組んだネットビジネスで、4ヶ月後にまさかの月収100万超え。僕も呆然。家族も呆然。就職する必要もなくなり、20代にして自由な日々に突入中。

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ホームレスのおっさんを生活保護したらウ○チこいて逃げられた話

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お金は他人や社会に影響力を及ぼせるツールでもあります。

例えばビル・ゲイツやウォーレン・バフェットは、
これまでに数百億ドルにものぼる寄付を行い、
難病の克服や教育支援、途上国の貧困解消に多大な貢献をしています。


僕は富豪というわけではありませんが、
何の因果か20代のうちに個人で3億円以上稼いでしまったので、
数人程度の生活なら無理なく支えることはできます。

借金生活のどん底にいた両親を救い出すことができましたし、
本当に困っている友人を助けることもできました。

(僕が経済的自由を得た方法・経緯についてはこちらに書いてます。
Amazon1位をとった1000円の書籍を無料公開しているので、
興味があれば読んでみてください)

2017-02-03_023720


以前、反響が大きかった記事のひとつに、
「ホームレスのおっさんを生活保護した話」
というのがあります。

昔僕がカラオケ屋でアルバイトをしていた頃、
仲良くしていた先輩がいたのですが、
ある日久しぶりに連絡を取ってみたらホームレス化していたので、
東京に部屋を借りてあげて生活再建を手伝ったときの話です。

今でもときどき、「あのホームレスの先輩はどうなったの?」
と聞かれることがあります。
そこで、今回はそのホームレスだった彼の後日談でも書いてみようと思います。

はたして彼は無事生活再建を果たしたのか・・・?



結論から言うと、逃げられました。



現在音信不通です。
彼が生活再建できるよう色々手伝ったのですが、
ちょっと僕の手には負えませんでした。



着の身着のまま、所持金数十円と煙草数本と
ライターだけ持って東京にやってきた先輩に、
僕はまず1Kの小さな部屋を借りてあげました。

先輩は住所不定無職で保証人もいないので、
まともな物件は審査に通りません。

なのでとりあえず僕名義で部屋を借りて、
先輩がアルバイトなりなんなりして生活が安定したら、
改めて自分で住む部屋を探してもらおうと思いました。

家財道具や、携帯や、就職活動のための服なども僕が買いました。
当面の生活費も貸しました。
使っていなかったパソコンも譲りました。

そのうち収入が入るようになったら、
月1万ずつでもいいので気長に返してくれと言っていました。
(別に催促する気もありませんでしたが)


先輩は鬱の影響かコミュニケーション能力が劇的に低下していて、
会話がかみ合わなかったり、手がプルプル震えたりしてました。

僕が渡したお金でときどき1円パチンコとかしてたので、
(あれ? この人ちょっとクズ化してるかも・・・)
と思いましたが、まあ息抜きも必要だと思い、大目に見てました。

僕が知っている先輩は面倒見も良かったし、
仕事もそこそこ真面目だったし、快活で話も面白い人だったので、
「生活が安定しさえすればまた元の状態に戻ってくれるだろう」
「今は病気の影響でちょっと変なだけだ」
と思ってました。

人間短期間でそんなに変わるわけないと思ってました。



さすがにバイトの面接は落ちまくりましたが、
1ヶ月くらいかかって、どうにかダイソーで働けることになりました。

就職祝いということで焼肉を一緒に食べました。

週5で働くということだったので、給料が入るようになれば、
僕が援助しなくても最低限の生活は送れるようになるだろうと思いました。


それからもちょくちょく先輩に会って様子を聞きましたが、
仕事は大変だと言いながらも、同僚の話やお客の話を色々としてくれるので、
一生懸命やっている様子が窺えました。

実際コミュニケーション能力や
プルプル震える症状も改善の兆しが見られたので、
特に不安や疑問もありませんでした。



ところが、2ヶ月経っても、3ヶ月経っても、
やたらと先輩がお金を借りにきます。

一回一回は小さな金額なのですが、
さすがにもう給料は支払われただろうという時期になっても
まだお金を借りに来ます。

不思議に思って理由を聞くと、

「祖母が亡くなって急きょ鳥取に帰らなくてはならなくなり、交通費がかさむ」
「祖母は一人暮らしだったので自分が喪主になることになり、
 葬式をあげなければならず、しぱらく出費が続く」
「葬式の準備で忙しく、あまりバイトをすることができない」

などといった答えが返ってきました。

まあそういう理由であれば仕方がないなと思い、
その後も何度かお金を貸し、家賃も僕が払い続けていました。



それから2ヶ月くらい経って、
先輩がダイソーのバイトを辞めたと言ってきました。
代わりに深夜のコンビニとラーメン屋のバイトを始めたそうです。
そちらのほうが自宅に近いし、時給も高いということでした。

彼から聞いた時給や勤務時間から推察すると、
最低でも月20万円以上の収入にはなる計算です。
いよいよ先輩もこれで自立できると僕も安堵しました。



ところが。



それから2~3ヶ月経っても、
やっぱり先輩がお金を借りにくるのです。

しかも最初は1万や2万だったのに、
今度は「5万円貸して」など、徐々に金額が大きくなっていきます。
これまで先輩に費やしたお金もゆうに100万円を超えていました。


また、先輩に携帯を買ってあげた当初は、
彼はよくネットサーフィンをしたり、
無料のゲームをやったりしていたのですが、
この頃めっきり携帯を触っている姿を見かけなくなりました。

僕がLINEをしても、電話をしても全く繋がりません。
携帯料金が払えなくて止められたのだろうと僕は思っていました。
(携帯の名義は先輩にしていました)


先輩はたまにふらりとうちにやってきては、
申し訳なさそうにお金を無心して帰っていきます。

僕が旅行などで1ヶ月近く家をあけたことがあるのですが、
その間お金を借りれなかった先輩は一気に激痩せしていました。
どうやらほとんどご飯を食べれていなかったようです。
(ラーメン屋で賄いが出ると言っていたのですが・・・)



この辺りで、
「あれ? この人ほんとにちゃんと働いてんのかな?」
という疑惑が首をもたげました。


給料日だと言っていた日にまた先輩がやってきて、
お金を返してくれるのかと思いきや、

「給料は振り込まれたけど、銀行のキャッシュカードが割れてお金がおろせない」
「鳥取の銀行だから直接銀行に行くこともできない」

などとのたまいます。


しかし僕もその銀行口座は持っていて、
東京にも一店だけ支店があることを知っていました。

先輩にはすぐにその支店に行ってもらおうと思ったのですが、
ホームページで調べたら、キャッシュカードの再発行には
本人確認資料や通帳が必要だそう。

先輩は家を追い出されて何も持たずに東京にやってきていたし、
住民票も移していなかったので、必要な書類を準備できません。

銀行に問い合わせてみても本人確認できなきゃ無理だというので、
鳥取にいるという先輩の弟に住民票を代理で取得してもらって、
それを郵送してもらうということになりました。

「再発行までにだいぶ時間がかかりそうだから、
 申し訳ないけど食費だけ貸してほしい」

僕はまたしぶしぶ先輩に数千円渡しました。



この頃の僕の最大の悩みはもはや先輩でした。

僕は基本的に人に貸すお金は返ってこなくてもいいものとして貸すので、
別に先輩がお金を返してくれなくてもいいのですが、
今後も永久にお金を無心され続けたり、
家賃を払い続けたりするのはごめんです。

生活再建を手伝おうにも、
本人とろくに連絡も取れず、
働いているかどうかも、働く気があるかどうかも分からない状態では、
次の打ち手を考えることもできません。

本当に働いているかどうか、
色々探りも入れてみたのですが、
先輩が嘘とは思えないくらい流暢に職場の話をするので、
いまいち判別がつきません。


キャッシュカードの再発行が終わっているはずの時期になっても、
先輩はやってきませんでした。

このままではらちが明かないと思って、
事情を知っている友人に付き合ってもらい、
彼が働いているというバイト先に行ってみることにしました。
(お店の名前は聞いていました)


先輩は僕の家の近くに住んでもらっていたので、
バイト先もそんなに離れてはいません。

コンビニとラーメン屋で働いているということだったので、
まずはコンビニの方に寄ってみました。

店内に入って、ざっと見渡しても先輩は見当たらなかったので、
レジにいる店員さんに「○○さんって働いてますか?」と訊いてみたら、
店員さんは怪訝そうに、

「僕は1年以上ここで働いているけど、
そんな人は見たことも聞いたこともないですね」

と言いました。
やっぱり働いてなかったかー、と僕はがっくり力が抜けました。


続いてラーメン屋の方に向かいました。
先輩はよく店でどんなふうにラーメンを作っているかを教えてくれたので、
もしかしたらこちらでは働いているかもしれないと、
淡い期待を抱いていました。

お店に入って、若い女の店員さんに、
「○○さんっていう人働いてますか」と訊きました。

外国人らしい店員さんは、
質問の意味がよく分からないらしく困った顔をしていましたが、
店の奥から店長っぽいおじさんが、
「そんな人雇ったことないよ!」
と怒ったように返してきました。


しかもよく見たら、このお店ラーメン売ってないし。

台湾料理屋だし。


仕方ないので友人とビールを飲みながら
豚の角煮と牡蠣の土手煮を食べました。
(激ウマでビビりました)

池ノ上『光春』



もはや先輩が働いていないことが確定したので、
問いただすために先輩の家に向かいました。

しかし玄関を叩いてみても応答がありせん。
時間を変えてもう一度行きましたが、やっぱり応答がありません。
電気もずっと真っ暗でした。

「自殺でもしてるんじゃないの?」と友人が言うので、
僕も若干不安になりました。

とりあえずその日は、
「大事な話があるから○日にうちに来てくれ」
と置手紙をして帰りました。

その日にやってこないようだったら、
大家さんに連絡して鍵を開けてもらおうと思いました。
(今思えば部屋を借りたときに合鍵を作っておくべきでした)



幸い、指定した日に先輩はやってきました。

僕がバイト先に行ったというと、先輩はようやくすべて白状しました。


ダイソーでは少しだけ働いたが、
すぐに精神的に辛くなって辞めてしまったこと。

僕から借りたお金だけで食いつないでいたこと。

僕が買ってあげた携帯も、譲ってあげたパソコンも、
お金に困って早々に売ってしまったこと。

祖母の葬式の話も、割れたキャッシュカードの話も嘘だということ。

電気もずっと止まっていること。

僕が先輩の家を訪れたときは居留守を使っていたこと。

鬱が辛くて今後も働くのは難しいということ。



なんですぐばれるしょーもない嘘をついたのか聞いたら、
とにかく僕から目先のお金を借りるのに必死だったということでした。

さすがの僕もお手上げです。
先輩の自力の生活再建は無理と判断し、
生活保護の申請をすることにしました。

友人がすぐに生活保護支援をやっているNPOに電話してくれて、
その日のうちに相談に行くことになりました。


NPOの事務所は一見普通のマンションでした。
チャイムを鳴らすとすぐに一室に通され、ソファに座って少し待たされました。
本棚には労働問題とか格差問題とかの書籍がずらりと並んでいました。

生活保護者支援の他にも、企業から不当労働行為を受けた
労働者の支援なども行っているようです。

やがて20代の若い男性がやってきて、詳しい事情を訊かれた後、
生活保護制度の詳細を解説してくれました。



生活保護を受けるには、
以下の4つの要件を満たさなければならないということでした。

1、資産がないこと
2、生活に足る収入がないこと
3、援助してくれる身内、親類がいないこと
4、働けない事情があること

逆に言えば、この4要件を満たしているなら、
国は申請者に必ず保護を認めなければならないということです。
別に住所不定でもいいし、住民票がある地域で申請しなくてもいいそうです。



先輩の場合、資産は皆無だし、現在収入もありません。
両親はすでに亡く、親族との交流もなく、
唯一の身内の弟とも険悪な仲で、まず援助は期待できません。
鬱病や拒食症の診断を受けているので、4の部分もクリアです。
申請しさえすればまず審査は通るだろうとNPOの人も言っていました。

(別に診断書を提出したりする必要はない、というのには驚きました)


受給できる金額は、東京の場合、生活費として月約8万円。
このほかに月53,700円まで家賃が補助されるようです。
その他、医療費や一部バス代は無料になる他、
引っ越し費用、最低限の家財道具の購入費用なども支給されます。
(あと就活のための費用や、資格取得のための費用なども支給されます)

申請すると審査がおりるまでに10日前後かかりますが、
その間生活が苦しければ、保護費を数千円ですが前借りすることもできます。

ただ自治体によっては、窓口に訪れた人に、
生活保護の申請をさせずに追い返してしまうケースもあるそうです。
(申請をさせると保護を認めざるを得なくなるため)


申請する日はNPOの人が福祉事務所に
ついてきてくれることになりました。

万一事務所側が申請を拒否するような素振りがあれば、
代わりにバトルしてくれるそうです。

僕は用事があって申請にはついていけなかったのですが、
先輩の話によれば、生い立ちとか交友関係とか資産状況とかを
かなり詳しく訊かれたそうです。
(軽く半日かかったそうな)


その後待つこと数日。

先輩から連絡があって、無事保護決定通知書が届いたそうです。
今後先輩は、その気になれば半永久的に月13万円程度
国から受け取り続けることも可能になります。



ちなみにバイトとかして収入を得ると、
それに応じて保護費が減ってしまうため、
一度保護を受けた人はますます働く意欲をなくして、
保護から抜け出せなくなる人が多いそうです。

65歳くらいになると働くよう催促されることもなくなり、
病気か寿命で死ぬまで保護費や医療費が支給されます。

仮に月13万円を50年間受け取り続けると・・・7800万円!

医療費とかも含めたら、1億円くらい支払われる計算になります。

生活保護受給者数は現在200万人以上。
近年加速度的に増えているようです。

そりゃ国の社会保障費も大変なことになるわ・・・。


どうしても自力で生活できない人はいるので、
生活保護制度をなくすべきとは思いませんが、
実際に生活保護を申請してみて、
この制度は結構ずさんだなーというのは感じました。

生活保護の要件の、

3、援助してくれる身内、親類がいないこと
4、働けない事情があること

この辺りはその気になれば簡単に偽装できちゃうし。
(診断書とかいらなかったし、援助できる身内がいても、
「私は援助しません」って身内が言い張れば通る模様。
それ、口裏合わせられたら終わりやん・・・)


何はともあれ、今後は家賃が支給されるので、
先輩は新しい部屋を借りることになりました。

しばらく不動産屋を回っていたようですが、
やがて新しい部屋が見つかったと先輩から報告を受けました。

僕が借りている部屋は解約することになったので、
それまでに部屋を掃除して、鍵も返してくれるようお願いしました。


ところが、この頃から先輩がぱったりやってこなくなりました。
新居にもう引っ越してしまったのか、家に行ってもいません。

僕は彼が引っ越した先の住所を知らないし、
彼は携帯も持っていないので、連絡手段もありません。
鍵も返してもらっていません。

退去の日には立ち会って、管理会社に鍵を返す必要があるので、非常に困りました。
仕方なく管理会社に事情を話して、鍵を持ってきてもらうことにしました。

部屋の中には入れないため、
先輩がちゃんと部屋を綺麗にしていったかどうかも分かりません。
まあさすがに掃除くらいはしていくだろうと思いましたが・・・


退去の日、部屋に向かうと、道路に車が止めてあって、
管理会社の人が先に来ているようでしてた。

部屋のドアがあけ放されてあって、
その近くで管理会社のおばちゃんが
腕組みしながら怖い顔で仁王立ちしてました。

目が合ったので、
「部屋、大丈夫でした?」
と僕は訊きました。

「大丈夫じゃないです」
おばちゃんが怒った声で言いました。「トイレ見てください」



僕が恐る恐る部屋に足を踏み入れると、
これまで経験したことのないような、
猛烈な悪臭が鼻をつき刺しました。
いたるところに蠅がぶんぶんしていました。

臭いの発生源はトイレでした。

トイレはひときわ蠅がたくさんいて、
もはや息ができませんでした。
便器の蓋は閉まっていました。

恐る恐る蓋を開けると・・・







ナンデヤネン!(ノ`△´)ノ ┫:・’∵:.┻┻:・’.:∵



なみなみと溜まった山盛りウ○チ。
容量的にもはや限界。
あと一回やったら絶対溢れるレベル。

しかも先輩が引っ越してから2週間は軽く経っています。
ここしばらく春のポカポカとした陽気が続いていました。
完全に熟成されています。


僕はそっと便器を閉じて、おばちゃんの所に戻りました。
そりゃおばちゃんも怒ります。
多分長く不動産業をやっていても、
至近距離で山盛りう○ちを拝む機会はめったにないでしょう。
一応、他人に部屋を貸していた僕の責任もあるので、平謝りしました。

「トイレを綺麗にしてからもう一度呼んでください!」

おばちゃんはプリプリしながら帰っていきました。


綺麗にすると言っても、困りました。

水が止まっているわけではないようだったので、
多分詰まったのをそのまま放置したのだろうと思いました。

この状態で便座のレバーを倒して水を流したら、
茶色いナイアガラの滝が出現します。


僕の手には負えないので、業者を探すほかありません。
携帯で都内の業者を調べて何件か電話し、
即日対応できそうなところに依頼しました。

異臭が充満する部屋で待っていたくはないので、
その間近くの喫茶店に避難します。

2時間くらい待って、ようやく業者から到着したという連絡が入りました。
換気のためにドアも窓も開け放していたので、
そのまま作業に入ってもらいました。
さらに1時間待って、業者から終わったという連絡が入ったので、
喫茶店を出て部屋に戻りました。


業者のお兄ちゃんから6万円請求されました。


「半端なく色々詰まってました」
「毎日1、2件出動するけど、半年に1回あるかどうかのひどさ」
「素人が見たら多分吐きます」

とか言われました。



先輩が僕に何も連絡せずに黙って引っ越していった理由も想像できました。

多分トイレが詰まった時、先輩はインターネットも電話もないので、
業者を探して連絡することが難しかったのでしょう。

そのまま生理的欲求に従って排泄を繰り返した挙句、
手の付けられない状況になってしまったのでしょう。

そして保護費がおりたとはいえ、
業者に依頼するお金ももったいなかったのでしょう。



考えた結果先輩が導き出したのは、
「う○ちを残して黙って去る」
という結論だったのだと思います。

もう僕のお金をあてにしなくても生きていけるし。
逃げてしまえば僕にこれまでのお金も返さなくていいし。


僕は散々支援してきた先輩に
う○ちだけ残して逃げられるというあまりの事態に、
頭真っ白になって怒りも湧きませんでした。

というか、もはやもう面白かったです。
まるで漫画みたい。



業者にお金を払う時、なんでこうなったのかって訊かれたので、
正直にこれまでの顛末を話したら、
「あんまりそういうこと(=知り合いに部屋貸すとか)しない方がいいっすよ」
って兄ちゃんに真面目にアドバイスされました。


しかも、業者がやってくれたのは詰まりの解消まででした。
清掃まではしてくれなかったので、
便器の中は茶色いものがびっしりこびりついていました。
相変わらず鼻も曲がりそうでした。

このままでは管理会社のおばちゃんを呼べません。
この便器を綺麗にしなければなりません・・・。


もうすっかり日が落ちていました。
電気が止まっているので部屋が暗く、
掃除は明日に持ち越すことにしました。

近所のスーパーでトイレブラシとマスクと洗剤とゴム手袋を買いました。
夜のうちに便器にクレンザーを力いっぱいぶちまけておきました。

翌朝10時に管理会社のおばちゃんがまた見に来るそうなので、
朝のうちに掃除しなければなりません。


目覚ましに叩き起こされて、爽やかな朝日の降り注ぐ中、
眠い目をこすりながら便器をこすりにいきました。

なんで俺が先輩のフンの後始末をしなければならないのだと、
この辺でようやく腹がたってきました。

例の生活保護申請の時に手伝ってくれた友人が
掃除に付き合ってくれたのが救いでした。
(なんていいヤツなんだ!)


クレンザーをぶちまけたにもかかわらず、
トイレの中はやっぱり涙が出るほど臭かったです。

マスクとゴム手袋で武装して、
トイレマジックリンを一度に使い切る勢いで吹きかけ、
友人が率先してトイレブラシで一心不乱にこすってくれました。
(なんていいヤツなんだ!)


トイレは見違えるほどピカピカになりました。

これがトイレの本来あるべき姿だよね、うん・・・。
トイレブラシは即捨てました。

最後に消臭スプレーを一本使い切る勢いで部屋中に撒きました。


おばちゃんも綺麗になった便器を見て納得したらしく、
これにて引き渡しは完了となりました。

6畳の和室だったのですが、なぜか畳が焦げていて、壁紙も汚れていました。
交換費用は敷金から差し引かれるそうです。
鍵も交換になるので、それも敷金から差し引かれるそうです。

クリーニング費用も含めると、敷金だけでは足りなくて、
1~2万追加の支払いがあるかもしれないということです。

最後に、ポストに郵便物がたまっていたので一通りチェックすると、
僕の宛名でBIGLOBEからインターネット未払い料金の請求書が入っていました。
延滞金とか色々ついて3万円でした。



その後、僕もマンションを引っ越したので、
先輩も僕に連絡をとることはできません。

街でばったり会わない限り、
もう二度と会うことはないでしょう。


今回の経験で、人の人生を変えるというのは
簡単なことではないなと感じました。

彼が望むなら、僕はネットビジネスだって手とり足とり教えたし、
学びたいことがあるならその手段を提供する気もありました。
(先輩にもそう伝えました)

時間もたっぷりあるのだから、
何かを始める環境としては非常に良かったはずです。


しかし先輩は、何も行動を起こそうとはしませんでした。

ひたすら何もしない日々を繰り返し、
お金が足りなくなったら借り、徐々に追いつめられ、
最終的に生活保護に落ち着いて、
また何もしない日々に戻りました。

結局本人に現状を変える意志や覚悟がなければ、
どんなチャンスや幸運が目の前に落ちていても意味がないのです。


まあ僕としても不本意な結果に終わったわけですが、
今回の件で得られた知見もありました。

「安易に人にお金をあげちゃいけない」
「安易に地元から人を呼んじゃいけない」
「安易に人に部屋を借りてあげちゃいけない」
「人を助けるということはその人の人生の重みを背負うことになる」
「○○してあげている、という意識を持っている限り感謝はされない」
「むしろお金を渡すときはこちらが感謝しながら。
 感謝できない相手ならお金を渡す(使う)べきじゃない」
「短期間でも人は変わる(悪い方に)」
「クズはいる」
「生活保護は凄い」

というようなことを学びました。
貴重な人生経験です。
ブログのネタにもなったし。
勉強代100万はちょっと痛いですが・・・。


実は他にも友人に部屋を貸しています。

その友人は今回の先輩とは比較にならないくらい誠実でいいヤツだし、
彼が近くにいることで僕の人生も確実に幸福度アップしてるので、
少しも嫌な気持ちにならないばかりか、
できることならいつまでも居てもらいたいです。
感謝しながらお金を払えます。

今回の僕の失敗は、
「人生を背負ってもいいと思えるほど先輩は僕にとって大事な存在か?」
ということを深く考えなかったことが最大の原因です。

だから僕も徐々に先輩の存在がストレスになってしまい、
それが知らず知らず態度に現れて、
先輩の失踪という結果に繋がったのでしょう。



しかし、先輩はこの後どんな人生を送るんだろう・・・。

「このまま一生ボロい1Kに住んで、信頼しあえる家族も友達もいなくて、
手取り8万のショボイ生活をしながら、孤独に老いて死んでいくのかなぁ。
くそみたいな人生だなぁ。くそだけに」

と友人がぼやいていました。
一緒に便器をこすった経験からか、
彼も先輩に対してなかなか辛辣な言葉を吐きます。

著者プロフィール

だいぽん
小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、借金まみれの極貧の家庭で育つ。

皿洗いやレジ打ちなど、忙しいアルバイト生活を送る中で、自由を手に入れたいという欲求が抑えがたくなり、就職活動を放棄。
在学中にお金・知識・人脈ゼロの状態でインターネットビジネスで起業。
たった1人&パソコン1台で5年間で約3億円を売り上げる。

現在は働く必要がなくなり、セミリタイア。晴れて自由の身に。
音楽学校に通ったり、創作活動に打ち込んだり、好きな場所へ好きなだけ旅行したりと、趣味中心の生活を送っている。

個人が自由な人生を手に入れるための戦略・思考をブログ・メルマガで配信中。
2015年に電子書籍「自由な人生を手に入れる教科書」を出版し、Amazon総合ランキング1位を獲得。
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コメント

    • いわっしー
    • 2015年 6月 08日

    はじめましてだいぽんさん
    いわっしーと申します。

    毎回ブログを拝見させてもらってます!
    今回わ散々でしたね笑
    お金の使い道とは本当に色々あるのだなと痛感しました。

    お金を使う一つの行動を考えなければその後に起きる出来事が悪い方向に向かってしまうという事を学ばせていただきました!

    現在僕は23歳ですので人生何が起きるか分かりません。ネットビジネス頑張ってまずは自分を自由にさせていきたいと思います。
    ありがとうございました!

    • 葉月
    • 2015年 6月 08日

    なんだこれ、おもしろすぎます!
    だいぽんさんには申し訳ないですが、爆笑させてもらいました。
    心中お察しできずほんとにごめんなさい。

    先輩のその後はとても気になっていたんです。
    まさか逃げていたとは……。
    その先輩、目の前にものすごく大きなチャンスが転がっていたのにみすみす手放してしまったんですね。
    しかもそんなものすごい置き土産を…。
    まことちゃんかと。
    …あ、古すぎましたかね。楳図かずおの漫画です。
    味のあるイラストがツボにはまりました。

    • ツートン
    • 2015年 6月 08日

    前回の記事にもコメントさせていただきましたツートンです。
    先輩の嘘の凄まじさに開いた口がふさがりませんでした。
    あげく、恩人のだいぽんさんに対して、最後はう○こ山盛りで音信不通になれる先輩の人間性に人は堕ちていくと際限なく、他人のことがどうでもよくなるのかと恐怖を感じました。
    それにしても、だいぽんさんの寛容さにただただ、脱帽です。
    これからも月2回程度になりつつある、ブログの更新を心待ちにしています。
    ダイエット頑張って下さい!

  1. だいぽんさん、はじめまして。
    きままと申します。

    いやぁ~
    強烈な記事ですね。

    先輩も先輩ですが、
    だいぽんさんの面倒見の良さにもびっくりしました。

    業者さんが言う通り、
    人にお金をあげても、物事は好転しませんね。

    ただ、だいぽんさんが仰っているように、
    本当に大切な人なら、助けたいと思う気持ちは共感します。

    なんの為にお金を稼ぐか?

    この部分にもよると思いますが、
    自分の大切な周りの人達は一緒に幸せになりたいですしね^^

    それにしても、、、
    先輩、、、

    多分、1度堕落してしまうと、
    どんな人でも陥いる可能性があるんでしょうね。

    嫌な事から逃げるのは、ある意味、本能かもしれません。

    でも、でも、やっぱり、義理と人情はどこに行ったんだぁ~~
    と叫びたいような人ですね^^;

    いやぁ~
    久々に感情的にコメントを書きたくなりました^^;

    だいぽんさん、初めましてのコメントが、
    こんな形になりごめんなさい。

    私的には、普段からメルマガを読ませて頂いていたので、
    かなり共感的にコメントをさせて頂きました^^

    それでは、
    また、こんな面白い記事があれば、書いてくださいね 笑

    • 空条たろう
    • 2015年 6月 08日

    読ませていただきました。
    面白すぎます!

    お金ってやつはどこまでも人を貪りますよねえ。
    安易にそいうことをするべきじゃない、再確認しました。
    だいぽんさんは、甘いですよ~。

    でももう二度とその人とは会うことはなさそうですね。

  2. だいぽんさん。
    こんにちは。

    いつもメルマガ、ブログ記事読んでます。

    今回の記事は凄く面白かったです。

    いやあ、だいぽんさんの今回の教訓、
    僕もキモに命じておきます。

    それにしても、1億稼ぐ人が朝一番にトイレ掃除に汗を流すってwww

    僕も今回だけは、感情的にコメントを書いてしましました。

    また、次回のブログ記事を楽しみにしております。

    ありがとうございました。

    • mymy
    • 2015年 6月 09日

    まさに、う○こ製造機ですね。
    お金を払って得るものはう○こだけ。

    • ジミィおにぎり
    • 2015年 6月 09日

    くっそわらわせてもらいましたwwwwwwwwww

    まさか、だいぽんさんのブログでウ○チという字を見るとわ

    • kayasi
    • 2015年 6月 09日

    今、僕のうちでも同じような状況です。

    お金の無い友人をこちらで働きたい、生活したいという事で家に居候させています。もう数日で半年になります。

    部屋には机、布団など様々な生活道具を準備し、シャンプーが合わないと言えばシャンプーを別の種類のを買ってあげたり、蚊がいると言えば蚊取りを買ってあげたり・・・。

    私のうちに双子の子供がいるので家事を手伝ってくれればいいという甘い考えでしたが、全く逆の状況になりました。

    双子の育児にプラスされてその人の世話、いわゆる掃除・洗濯・炊事全てを行わされる始末です。
    食費も光熱費も何も払わないのでホントにいい迷惑です。

    今まで親友と思っていた人が、今では大嫌いな人物となりました。

    ホントにしてあげるっていうのは、大変なことですね。

    • 陽我のぼる
    • 2015年 6月 09日

    いや~それはとんだ災難でしたね。

    のぼるも、先日 不動産の付き合いで生活保護を
    受けている人の部屋から異臭がするので近隣から
    苦情が出ている。

    との事で、立ち合いました。
    正にこれ、う○こ山盛り 仕事柄、断れず

    百均で、おもちゃのスコップとバケツを買って
    ひたすら掻き出しました。

    そこが、見えたところで詰まりを直し
    少しずつ、流しました。

    すると、また詰まってしまうのです。
    何回か繰り返し、やっと物は掃けました。

    それから、磨くのがまた一苦労
    もう、あんなことは勘弁してもらいたいです。

    因みに、値段は詰まり直し5.000円
    全体の室内クリーニング68.000円
    いや~もっと、貰えば良かった。

    • Tokumei
    • 2015年 6月 09日

    詐欺師は意外に周りに沢山います。不誠実な奴いっぱいいます。大人になってからそういった人が増えたことに気づきます。クズい部分は大人になるとほぼ治らないですよ。

    今回の記事面白かったですww
    私も商売やってる身で周りにも同じような友人が多く、『人間のランク』についての話をよくします。クズ人間の話とか、やるやる詐欺の嘘吐きの人とかまぁいろいろ。結論としてはそういう人は切った方が良いですよ。クズい人は何故かパチンコ、タバコ、悪い借金など同じような感じに収束していき、余裕がなくなり信用を軽視するので相手するのが疲れます。高学歴の世界、低学歴の世界ってのは確実に存在するので友達は選んだ方が良いかと。

    話す立場が似てて今回だいぽんさんにすごい親近感湧きました。だいぶイライラされてるはずなのに一般的に過激とされる言葉を避けて話されるあたりもさすがだなぁと思いました。

  3. 私も、後日談が気になっていた一人です。

    他事ながら、ハッピーエンドを期待していたのですが・・・

    好意を仇で返すのは、本当に許せませんね!

    お疲れ様でした。

    • 東條 直樹
    • 2015年 6月 09日

    やんやんやぁ〜。
    これは論外だな。

    恩を仇で返す、後ろ足で砂をかけるとはこのことですな。

    • kyohei
    • 2015年 6月 09日

    だいぽんさん、こんにちは。

    いつもブログ、メルマガ愛読しています。

    素晴らしい記事ですね。
    リアルな情景が浮かんできてまるで小説を読んでいるようでした笑

    先輩については心中お察しします。。。。

    • らいら
    • 2015年 6月 09日

    勉強できてよかったですね!

    人にお金を渡すということは、人を堕落させるということですね!
    9割型!

    目的を明確にもっていなければやっぱりそうなっちゃいますね!

    国連のWFPのある方がこんなこといってました。ワールドフードプログラムのことです

    海外の災害などで被災した人達に支援している時、一番難しい事は支援を辞める時といっていました。

    その人たちのためを思うなら支援を辞める時を一番に考えておかないといけないと。

    そうしなければ最初に書いたように堕落していく生き物だからと。

    とにかく、経験値アップしてよかったですね^ ^

    • 松本
    • 2015年 6月 09日

    辛いです

    すごい、人生勉強ですね

    先輩、まず精神的なケアが必要なんでしょうかね。

    感謝できないならお金を払うべきじゃない
    覚えておきます。

    • 匿名
    • 2015年 6月 09日

    だいぽんさんが身近にいればもう
    成功したも同然だと思うんですけど。

    もったいない。

  4. これは… もの凄い内容でビビりました。

    だいぽんさんのお人柄が伝わる深い記事でしたが、苦悩と苦労をお疲れ様でした!

  5. だいぽんさんが近くにいるという環境が羨ましいです

    逃げた彼は本当にもったいないことをしましたね・・・

    • もたよし
    • 2015年 6月 10日

    だいぽんさん、こんにちは。年上の先輩のために誠意を尽くされたのに、
    裏切られたとは災難でしたね。お金をあげるつもりでお貸しになった
    ようですが、人間、ただでお金をもらうとろくな使い方をしません。
    大富豪のアンドリュー・カーネギーが「富の福音」の中で、語っていますが、
    金をめぐんでやることは、相手を堕落させることだそうです。
    相手が自立する機会を奪うだけなので、善意からであってもお金は
    決して貸さない方がよろしいかもしれません。私淑する村上宗嗣氏は
    「決して他人に金を貸さない」ことを原則とされているようです。
    それにしても、私は2年ほど前にだいぽんさんの「銀河鉄道」を購入したのに、
    結局行動しなかったため、いまだ薄給に苦しむ零細企業のサラリーマン
    です。自分のケツも拭わずに雲隠れした先輩と、あまり変わらないかも
    しれません。だいぽんさんから手取り足取りネットビジネスを教えて
    もらえる環境にありながら、みすみすチャンスを逃した先輩は、
    返す返すも残念な人間ですね。

    • はてな
    • 2015年 6月 11日

    家族だけじゃなくて知人も助けようとするなんて、器量のあるお人なんですね、だいぽんさんは。
    僕だったらお金があってもなくても助けらなれいないです。メシをおごるくらいしか出来ません。

    • サラダちゃん
    • 2015年 6月 12日

    だいぽんさん痛い経験でしたね。
    でもお金を貸してあげたりトイレの掃除までして偉いです。
    誰でもできることじゃないですから。

    その先輩は馬鹿なことをしましたよね。
    せっかくだいぽんさんが教えてくれるって言ってたのに、
    せっかく学べる環境だったのにと、

    私はもうもう羨ましく思ってしまいましたよ(≧◇≦)

    友人が良い人で良かったですね、もらい泣きしました(;▽:)優しい

    • 工藤
    • 2015年 7月 19日

    拝見しました。

    心が痛みますね。
    あげくのはてにとんでもない
    置き土産を残していくとは・・・

    人に容易にお金を与えてはいけないことを
    深く学びました・・・。

    • やまけん
    • 2015年 7月 29日

    こんな経験はなかなか出来ません。

    下手な小説より100倍面白かったですよ!

    だいぽんさんの人間性も見れたし、

    まさに災い転じて何とやらですね。

    だいぽんさんも十分その辺はわかってらっしゃるはず。^^

    ホント面白かったです。ありがとうございます。

  6. まさにその通りで、だもんで父・子で仲悪いわけでもないのに別居して近くに家借りてダブルで保護受けてる人いたわ。日常的にパチンコして遊んだり。_(:3

    • ともちん
    • 2015年 11月 22日

    私も、以前にネットビジネス学んでおりました。
    今はネットワークビジネスとかせどりとかに取り組んでます。

    けど、ネットビジネスを学ぶきっかけが、家族同然に関わっていた人に騙され、貸したお金も貸した携帯の名義も、もちろん携帯の月々の支払いも背負わされ、未だに借金があるという状況にあります。
    なんだか他人事じゃなくて。
    でも、私がお金が無いのにも関わらずお金を貸したから気分的に苦しかったのかと思いきや。
    お金が有り余るほど稼げるようになっても、抱える思いは一緒なんだ、
    大切なのはお金のあるなしではなく、納得出来ない人にはお金は貸しちゃダメだし、気に入らない人とは無理して付き合う必要性がないことなのだな、って改めて考えさせられました。

    あと。
    こないだお金は持っていても自慢話ばっかりしている認めてちゃんと縁を切りました。
    この選択はやっぱり正しかったし、気に入らない人には下手に関わらないのが一番なのですね。

    勉強になります。
    ありがとうございます。

    • またきち
    • 2016年 2月 18日

    他人からそんなに良くしてもらえるのはなかなかないことです。
    恵まれていて羨ましいことですが、先輩の労働意欲が続かないというのもわかる気もします。

    • らんらん
    • 2016年 2月 18日

    私は医学生ですが、その人はたぶんうつ病かなにかの精神疾患にかかってたんだと思います。お金と部屋と仕事があればなんとかなるって状態じゃなかったんですよ。普通の人ならなんとかなるけど、病気の人は無理なんですよ。

    • 北斗星まりも
    • 2016年 2月 27日

    う~ん、話を聞く限り、先輩はクズ云々ではなくて、重度の精神疾患のような気がするけどね。
    生活保護も結局大した額はもらえないんだけど、結果先輩が福祉とつながったからよかったんじゃない?
    あなたのしたことは先輩にとって意味のあることだと思いますよ。

  7. 「生活保護はすごい」
    …確かに笑

    • Yuno
    • 2016年 3月 30日

    だいぽんさんの器が広すぎるw
    生活保護って凄いですよね…本当に必要な方なら良いのですが、
    必ずしもそうじゃない方もいらっしゃいますからねorz

    私もだいぽんさんほどではないのですが、
    仕事嫌いでずっとニートして家出失踪した姉が居て、
    違った意味でシモの後片付けをした経験があります…
    それも3回(・公・)←

    我が実家は猫を飼っていて、8匹ほど。半分以上は姉の猫で持ち逃げ失踪…w
    姉は男の人と生活保護を受けて生活してたのですが、
    去勢を行わず雄雌混合で飼っててなんと1kアパートに19匹

    長くなってしまいそうなので箇条書きにするとw

    ・姉失踪前の姉の部屋「多頭育児崩壊ぱーと①」夏場(カピカピ…w
    ・失踪後、アパート(大家に追い出され)「多頭育児崩壊ぱーと②」冬場(まだマシ…?w
    ・引っ越しの間猫をしかたなく実家の使ってない私の部屋で預かる(通算27匹となった猫…w
    ・姉が猫のごはん、掃除をしに実家に帰ることを嫌がりながらも通う
    ・ある日を境に姉が来なくなる、部屋を覗く惨状の私の部屋、驚愕←
    ・湿気と虫の湧いたり飛び回ってる、目を伏せたくなるような光景を1週間かけ掃除。
    ・「多頭育児崩壊ぱーと③」(今までで一ッ番ひどかった)を経験しました…w

    いまだに実家の部屋ではもう過ごせなくなりました…(´・ω・)
    そして姉の消息もそれ以来さっぱりです。
    生活保護を受け続けるため、働きたくないがために、
    病院に出産した子どもも捨てていきましたorz
    今ではその子供も私の妹です。
    他人の人生は本当に変えるのは生半可なことではできないし、
    やはりその人の意志決定でしか、その先活かしていくことは難しいですね^^;

    さて!私もだいぽんさんのようにアフィリエイト頑張っていきますね!
    忙しい中こんな些細なコメントに目を通して頂きありがとうございましたw
    ではではまた記事等、楽しみにしてます(・ω・)♪

    • 匿名
    • 2016年 7月 21日

    はじめまして、初めてこちらの記事を読ませて頂きました。
    確かにその人はクズだ、と思うのですが、鬱病だったことも大いに歓迎していると思います。
    私も10年近く鬱病の再発療養を繰り返していて、今はようやく薬があれば普通に生活できるくらいに安定してますが、鬱病の時って普通に生きてるだけで辛くて、判断力も鈍くてずっと頭にもやがかかったような感じです。
    今私は寛解に近いのですごく頭もクリアだし仕事も苦ではないんですが、昔の自分が仕事しながらそんな風に自立を目指すのはまず無理だったかなあと…。
    その人は元々クズだったわけじゃなく、病気によってそこまで落ちてしまったのかも、すべきことは生活保護と必ず病院へ行って病気の回復を目指すこと、だったのかも…と思いますね…。

    仕事辛くなって辞めた時も(鬱病で週5はまず無理です)トイレ詰まりの時も、行くところがなくなってしまうのでだいぽんさんに連絡しづらかったんでしょうし、鬱病で判断力も想像力も落ちてると、生活保護の申請だけでもしんどいし、自分を助けてくれそうな制度を探すまで頭が回らないくらい脳の機能が低下します。

    もしだいぽんさんやこれを読んでる方の周りに鬱病の方がおられたら、簡単に社会復帰を勧めるのでなくまず病気が軽減するような働きかけをしてもらえると有難いな、と元患者として思いました。
    鬱病でもそんなひどい逃げ方する人ばかりじゃないと思いますが…!確かに信頼できる人にしかお金は使わない方がいいなと読んでいて思いました。お疲れ様でした…。

    • yng
    • 2016年 8月 04日

    だいぽん様こんにちは

    なんとも心に刺さるエピソードですね。
    思わずコメントさせていただいております。

    私の仕事繋がりの知り合いに大家さんや便利屋さんがいますが、同じ様な悲惨な便器の依頼はたまにあるそうです。
    更に酷い場合、便器のそばに紙を敷いて用を足したモノが積みあがってたり、

    家中ゴミ屋敷だったり、なんて話をされたことがあります。

    便利屋さんは「こうゆう状態になる人は、病気なんだよ。心の病気。気の毒だよ。」と、笑い話で始まったのが、最後は少し神妙な面持ちで話しを終えてました。

    実は私の親が数年前、アル中だった時期があります。
    アル中と鬱では少し違うかもしれませんが、元は心の病と思われますので、
    先輩の行動が、アル中の頃のうちの親と少しカブってる様に感じました。

    心の病気は進行すると人を変えてしまうと言うか、人格が崩壊してしまうと言うか、心底悪気はなくても、嘘や隠し事が当たり前になってしまったり、ってことがあるようです。

    救いたいのに、どうやっても救えない。

    もはや、だいぽんさんの知っている先輩ではなくなってしまったのでしょうね。

    お金以外の苦労も大変だったと思います。

    お疲れ様でした。

     
    生活保護の窓口に行く前に生活保護を支援するNPOがあるんですね。

    こちらも勉強になりました。

    • ワイ
    • 2016年 9月 24日

    こんにちわ。僕も鳥取出身ですw。
    超マイナーな県の鳥取出身の人がこうやって活躍されているのを見るのは、ものすごく珍しいことなので、驚いているし、うれしいですね。
    僕も、安易に、職場の同僚に10万円貸してしまいました。信頼していたので、まー返ってくるだろうとは思っていますが、まったく連絡がないし、最近、もしかしたら返ってこないのかなぁと思うようになりました。
    よくよく考えてみると、お金を借りる理由が財布を落として、財布は見つかったが、中身が抜かれていたとか、銀行カードが壊れていて、地元のやつなので、すぐにお金が引き出せなくなったとか・・・、なんか怪しいんですよね。しかも、お金を借りたことは恥ずかしいから、ほかの人には内緒にしてくれと・・・。その人は契約満了で仕事を辞めて、地元に帰ってしまったので、直接会ったりすることが難しくなってしまいました。
    職場では、すごく仕事ができて、仲間思いで、結構年下なのにまーホントに尊敬できるひとでした。僕は仕事ができるほうではなくて彼にはとても迷惑をかけたと思いますが、とても親切にしてくれたし、助けられたことも多かったので、恩返しをしたいという気持ちでお金を貸したという面もあったんです。
    まー、まだ、お金が返ってこないと決まったわけではないのですが、失礼な対応をされてしまっているのは残念ですねー。まー、げんきでやってるといいけど。
    お金を貸して、損をするのはお金を貸した人間だし、長い目で見ると、借りた人も損をするのかもしれません。
    もしかして、誰も得をしないのかなぁ…と考えると、安易にお金を貸すべきではないなぁって反省しました。

    • 江端美幸
    • 2016年 10月 13日

    だいぽんさん、大変でしたね。 人がよすぎです! でも、だいぽんさんの人間性が垣間見えました。
    申し訳ないけど、何度もくすっと笑ってしまいました。 最高の記事でした。 はらみいより

  8. 面白い話http://daipon01.com/ppc/17422.html/?famuc=3IdWpdTa

    • かっちゅり
    • 2017年 4月 03日

    だいぽんさん。部屋の後始末、大変でしたね。ご苦労は心中察するに余りあります。
    ただ、この問題は深刻な問題で、寄せられたコメントを見ても誤解が広がっています。
    問題の本質は先輩をだいぽんさんが理解できなかったから救うことができなかったということです。
    熱心に取り組まれて大金を支払ったことは尊敬しています。また、生活保護の申請を援助したのも正しいと思います。
    結論だけ先に書くと、うつ病支援の専門家に相談して、生活支援を依頼すべきだったと思われます。病気があることを知らされたこと、今まで自立して生活できていなかった点を考えると、仕事を紹介したら自立できると思ったことが間違っていたと思います。
    責めるつもりも、説教するつもりもありません。だいぽんさんは一生懸命頑張ったし、他の人だって専門家でなければ無理だったと思います。
    ただ、得た教訓が「困っている人を助けない」は間違っています。だいぽんさんの身近にいる人と違うから理解できなかっただけです。理解できる人に頼めば救える可能性はあったと思います。
    これを読んでいる方が、困っている人を見て、手に負えないと思ったら見捨てるのではなく、専門家を探してあげてください。

    • イブ太郎
    • 2017年 6月 06日

    ひどい人もいるもんですね!
    だいぽんさんは人がいいんですね〜

    • やぐらじろう
    • 2017年 7月 19日

    こんにちは

    人間は、1度できあがってしまうと
    その性格というか、根っこみたいなものは
    ちょっとやそっとじゃ変わらない

    というのが、よくわかるお話でした

    • s
    • 2017年 8月 23日

    だいぽんさん、フトコロ深いですなぁ。
    ネットビジネス教えてもらいたいですなあ。自分なら。

    • 匿名
    • 2017年 9月 18日

    先輩は残念だったけど友人の神っぷりが分かったので
    無駄ではなかったのかもしれませんね。その友人大切にして下さいね

    • JUN
    • 2017年 10月 30日

    だいぽんさん!

    あんたは偉いっ(笑)

  9. 私のことも助けて欲しいです、

    • 三四郎
    • 2017年 12月 22日

    何とも言えません!この世の中どんだけ数奇なことがあるんでしょうか。どんだけ引き込まれてしまうんでしょうか。カネのなせる技ですかね?勉強になります。

    • チョコ
    • 2018年 2月 20日

    だいぽんさんへ。
    すごく笑ってしまいました!可笑しくて、可笑しくて!
    そして、とても素敵でした。
    うちの息子達も自慢の息子ですが、だいぽんさんのような息子を持つ、ご両親は幸せですね。

    • 2018年 3月 30日

    まあ、40のおっさんがアルバイトやれいわれても無理だわな
    勉強とか労働を頑張ってきた人ほど無理だろ 落差が激しいからね
    この社会は一旦、会社を辞めたら給料や地位はリセットされるから
    モチベが下がるってレベルではない その先輩の気持ちはわかるな
    このだいぽんっていう人にゴマすってるやつらばかりがいるがあえて言おう
    言葉はきれいだが君は(だいぽん)人の心がわからなかったんだよ
    だから先輩を助けるなら、同じ金持ちにしてやるぐらいの気持ちでやらんと人は救えん
    間違いなく先輩は君を嫉妬してたと思うしね
    恐らく先輩がはい!って言ってついていった時は仲間に入れてもらえるかもしれないって勘違いもあったと思うし
    いざついて行ってみたらアルバイトの案内かよ・・・ってところだろうな まそんなこと先輩も嫌われたくないし
    いやいや返事してるわな

    • Ken
    • 2018年 6月 25日

    衝撃的なお話でした。
    私は身内だったら人助けなんてこんな社会でなにバカなことをというと思います。ですがやってみないと分からないこと、学べないこともありますね。
    でも助けたいという気持ちもわかります。だいぽんさんの器の大きさも感じます。
    人間難しいですね。改めて人を助けるということの重さ、精神的なケアも含めて心底納得できるのでなければするべきではないということを感じました。

    • 2018年 8月 13日

    はじめまして。凪と言います。

    強烈な体験ですね!
    人の面倒見るとは、本当難しいと思います。

    僕も似たような経験があるだけに、裏切られる哀しさ、怒りとは違う変な感情、よく分かります。

    • みゆ
    • 2018年 9月 02日

    拝見しました。

    人生について深く考えさせられる記事ありがとうございます。

    タイトルからは想像できないほど衝撃的な内容でした。
    人と関わって生きていく上で、とても大事なことを教えていただいた気がします。

    そして、だいぽんさんのお人柄と器の大きさに感動してしまいました。

    今後も学ばせていただきます。

    • 匿名
    • 2018年 12月 01日

    便だけに草

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著者プロフィール

だいぽんプロフィール画像

名前: だいぽん

小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、極貧の家庭に育つ。

2009年、バイトで溜めた学費を親にパチンコで使い込まれ大学を休学。
空いた時間を利用してアフィリエイトを始めたところ、4ヶ月目で月収100万を達成してしまい愕然。 家族も呆然。
まったく興味がないのに節税で法人化までする羽目に。

その後収益の自動化が完了し、お金のために働く必要がなくなってからは、趣味の音楽、小説、旅行に没頭する毎日。

2015年3月に個人で電子書籍を2冊出版し、Amazon電子書籍ベストセラーランキングの有料本・無料本カテゴリそれぞれで、2冊同時にW1位を獲得する(恐らくAmazon史上初)。

20歳。時給720円の皿洗いの日々
22歳。PC1台でネットビジネスに挑戦
23歳。半年で月収100万突破してビビる
27歳。1人で年商1億円
28歳。お金のために働く必要がなくなる
29歳。電子書籍出版。Amazon1位をとる
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