エッセンシャル思考
新年あけましておめでとうございます。
普段時計やカレンダーをあまり気にしない生活をしていますが、
さすがに新年くらいは餅でも焼いて食べようと思います。
このブログも2009年から始めてもう7年目。
そんなに長く運営してたのかと自分でもびっくりです。
更新頻度は月2~3回くらいでやや固定されてきた感がありますが^^;
今年もこんな感じでゆるーくやっていこうと思います。
僕の知り合いに働き者の起業家がいます。
どれくらい働き者かというと、
基本的に週休1日、毎朝必ず事務所に出社し、
夜までカタカタとパソコンを叩いています。
長期休暇などもとらないので、
大晦日も正月もいつもと変わらず仕事をしています。
いつもたくさんのタスクを抱えていて、
商品を作ったり、顧客サポートをしたり、パートに指示したり、
取引先と打合せをしたりしています。
彼は別に働くことが嫌いなわけではありません。
サラリーマン時代もバリバリ働いていたし、
ビジネス自体大好きなので、今の状況を苦痛とも感じていません。
だから面白そうなビジネスがあればどんどん手を出すし、
大半の業務は自分自身でこなそうとします。
彼の今の忙しさは、彼自身が望んで選んだものだと言えるでしょう。
ただ、ひとつだけ問題があるとすれば…
彼が今年やっていたビジネスのほとんどが、
収益に結びついていない点でしょうか。
彼が今年前半を費やして作っていた商品は
ビジネスパートナーの都合で急きょ販売不能になり…
別のビジネスでは商品に不具合があって
そのリカバリーと顧客フォローでまた2~3ヶ月消え…
別の商品は途中まで作ったところで彼の興味が薄れてそのままになり…
別のサービスでは外注先が思い通りに動いてくれなくて
途中まで進めたところで頓挫し…
今年終盤は知り合いに頼まれた
お金にならないボランティア的な仕事で奔走し…
エトセトラエトセトラ・・・。
2015年を迎えるにあたり、ふと彼の一年を振り返ってたみたら、
毎日あんなに忙しく働いていたにも関わらず、
ビジネス的にはほとんど何も進歩していない…という状況でした。
彼は別にビジネスセンスがないというわけではありません。
実際、ヒット商品も過去にいくつも飛ばしていますし、
今も食べるのに困らないくらいの収入はあります。
しかし最近は色んなことに手を出しすぎて、
明らかに彼のキャパシティをオーバーしており、
すべてが中途半端な状態になっていました。
「余計なことやり過ぎじゃない?」
と彼の状況を聞くたびに僕はアドバイスするのですが、
彼は「そうだねぇ」と言いながら、
気づけばまた他人に頼まれたお金にならない仕事とか、
必ずしも彼がらやらなきゃならないとは思えない仕事を新たに引き受けています。
そしてそれらをこなすことに必死になって、
肝心の収益を生むビジネスに手を付けられていない、という状況です。
そんな友人に、僕はそっとこの本を貸しました。
僕もつい最近読んだのですが、ビジネスで大きな成果を出す上で、
あるいは充実したゆとりある人生を送る上で、
非常に大切な考え方だと思いました。
僕はよく仲良くなった人に、
僕のあまりの「働かなさぶり」に驚かれるのですが(笑)
それでもたいていの人より結果を出せている理由は、
このエッセンシャル思考にあると思っています。
(本を読む前から似たような考え方について学んでいました)
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を志向する考え方です。
言いかえれば、最小の労力で、最大の成果を生むため考え方です。
その最大の特徴は、以下の言葉に集約されるでしょう。
「非エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとが重要だと考える。
エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとが不要だと考える」
やらなければならないタスクが山積みで、
いつも忙しく働いているのに成果が出ない人は、
たいてい以下の3つの思い込みを抱えています。
・「やらなくては」
・「どれも大事」
・「全部できる」
エッセンシャル思考は上記の誤った思考を捨て、
次の3つに置き変えなければならないと言います。
・「やらなくては」ではなく「やると決める」
・「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
・「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」
自分にとって本当に大事なものを見極め、
それ以外を容赦なく捨てることによって、
圧倒的な成果を最小労力で達成できるのです。
(左が非エッセンシャル思考、右がエッセンシャル思考)
・今自分は正しいことをしているか?を絶えず自分に問いかける。
・自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう
・ある種の努力は、他の努力よりも効果が大きい。努力の量と成果が比例するという考えを捨てる。
・それをやったら、他の何よりも重要な成果を得られるだろうか?ノーなら捨てる。
・もしもそれを持っていなかったら、またお金を出して買うか?ノーなら捨てる。
毎日色々とやることがあって忙しいのに、
どうも成果に繋がっている気がしない、
前進している気がしないという人は、
エッセンシャル思考を取り入れてみると未来が開けると思います。
知り合いもこの本を読んで頭にパンチを食らったらしく、
「今年からはエッセンシャルで行く!」と宣言していました。
前回記事でも書きましたが、
人は価値観・思考に従って行動や選択を行うので、
成功するためには価値観・思考を変えることが本当に重要です。
あなたもお正月にコタツでミカンやお餅を食べながら読んでみてはどうでしょう。
以前twitter・Facebookの方でも書きましたが…
ハピタスというポイントサイトのポイントが、
しばらく見ないうちに170万円分溜まっていました。
しかしこれが月3万円までしか現金化できないという謎仕様で、
交渉してみても上限をあげてもらえず、
毎月10〜20万ポイントくらい勝手に発生しているので、
こりゃ永久に全部引き出せないなと半ば諦めていたのですが…
「booxというオンライン書店でハピタスポイントを使って買い物できますよ」
と知り合いに教えてもらってびっくり。
170万円分の使い道ができたので、
気になる本とか最近売れている本とかを片っ端から購入しました。
段ボール2箱分くらい未読があります。
年始はこたつに引きこもって読書しようと思います。
PPS.
兵庫の友人から大量に牡蠣が届きました。
牡蠣好きの身としてはたまらんです^^
事務所で牡蠣鍋パーティーしました。
その後、徹夜桃鉄…。
なんか年末の恒例行事になっている気がします。
著者プロフィール
-
小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、借金まみれの極貧の家庭で育つ。
皿洗いやレジ打ちなど、忙しいアルバイト生活を送る中で、自由を手に入れたいという欲求が抑えがたくなり、就職活動を放棄。
在学中にお金・知識・人脈ゼロの状態でインターネットビジネスで起業。
たった1人&パソコン1台で5年間で約3億円を売り上げる。
現在は働く必要がなくなり、セミリタイア。晴れて自由の身に。
音楽学校に通ったり、創作活動に打ち込んだり、好きな場所へ好きなだけ旅行したりと、趣味中心の生活を送っている。
個人が自由な人生を手に入れるための戦略・思考をブログ・メルマガで配信中。
2015年に電子書籍「自由な人生を手に入れる教科書」を出版し、Amazon総合ランキング1位を獲得。
現在キャンペーン期間中にて上記の書籍(1000円)を無料プレゼント中。
詳細は上記ページにて。
最近の投稿
- 戦略・思考2019.11.30サプリ売ったらすぐに億超えたけど、トラブル続出中
- 旅行記2019.06.12羊と星と酒をめぐる旅@ニュージーランド旅行記
- 旅行記2019.03.31トルクメニスタンの地獄の門、ウズベキスタンの青の都
- 旅行記2018.12.16中世のアパートに泊まり、小麦と酒を食らう日々@イタリア旅行記
エッセンシャル思考大事ですね。でもね、無駄な事ばかりしないと大事な事に気付けないのです。自分は会社員生活が長く営業職に飽きて製造業来て改革をしましたが、一般の人の考える行動とは違うために中々進みませんでした。何か事業がしたい訳でもなく人生を楽しみたいだけなのです。自分の両親は戦後間もなくの人間で2015年に生きていながら昭和の考えでずっと生きています。これからもそうでしょうね。欲しい物がない代わりに田舎には無い都遊びが見たくて月一で仙台に行ってます。都会でも田舎でも色々な店はありますが、規模の違いだけです。起業したくても出来ない人は自己啓発の本ずっと読むかセミナーの聞く立場にずっといる人ですね。だいぽんさんのブログは本音が書かれていて少し読み応えがあります。この人のブログがいいってありましたら、書いてください。ありがとうございます。
「集中と選択」という事ですよね。
どうしてもサラリーマン時代の立場では、仕事を抱え込む事が常道という面がどうしてもあります。
経営側に立つと利益を出す為に「集中と選択」をしていかなければなりません。
「働き者の起業家」さんがどういったマインドでやられているかは分かりませんが、そのうちお気づきになると思います。
一例として、やりたくない仕事をうまく断る方法としては「高い見積もりを出す」というのも手です。
その金額だったらやります的な「上から目線」のやり方ですが、これが結構うまくいきます。
そうやって、当方の「集中と選択」をお客様へ認識して頂き、ご依頼内容もこちらの路線に合わせてもらえ
結果的には「WINWINの関係」となっていきます。
だいぽんさんのブログはいつも大事なキーワードが埋め込まれていますので大好きです。いつも大事なビジネスマインドをありがとうござます。