パチンコ狂いの両親、膨大な家の借金、時給700円の皿洗いの日々…が、藁をもつかむ思いで取り組んだネットビジネスで、4ヶ月後にまさかの月収100万超え。僕も呆然。家族も呆然。就職する必要もなくなり、20代にして自由な日々に突入中。

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そりゃ自由にはなれないよ

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最近2人の友人から同時期に同じような悩みを打ち明けられました。

その悩みというのは、
「このままではいくら働いても僕はだいぽんのように自由になれないのでは?」
というもの。


一人はこのブログにもよく出てくる農家向けサービスをやっている友人です。

※参考記事「何もない状態から1年でビジネスを軌道に乗せた友人」
http://daipon01.com/ppc/18673.html


今年の春頃から快調に受注を決めまくっていた彼ですが、
もともとホームページ作成というのはかなり手間がかかる仕事です。

農家さんによって商品も事情も異なるし、どうせホームページを作るからには
「売れるホームページでなければ意味がない」というのが彼の信念なので、
実際に農園まで足を運んだりして、何度も取材していました。

さらに農家さんの役に立ちたい!という思いから、
写真撮影を農家さんの代わりに行ってあげたり、
もともと予定になかった動画を撮影・編集してあげたり、
ネットに疎い農家さんのために携帯やパソコンの使い方を教えたりと、
通常なら別料金をいただいてもいいレベルのサービスを無償提供していました。

その甲斐あって、それまでタイピングもまともにできなかった農家さんが、
通販を開始した途端飛ぶように商品が売れ始め、
農園の売上が前年比で倍になるなど、目に見える実績を残すこともできました。


が、彼自身は当然ながらとても忙しい。

まだ慣れていないこともあり、たった数件の受注でもてんてこ舞いです。
納品後も修正依頼などが入るので、そちらにかかりきりになることもあります。


一応更新料という名目で月額も入ってきますが、
そちらもかなりの数のクライアントを抱えないとまとまった金額にはなりません。

現状では既存の個客対応に時間をとられすぎていて、
新規顧客を増やすための集客の作業に時間をかけることができません。

しかも稼ぐためにはサービスを売らなければならないが、
サービスを売れば売るほど忙しくなってしまうというパラドックス。

以前からこういった状況に陥りかねないことは僕も忠告していたのですが、
実際にそういう事態に直面して、彼も行き詰まりを感じ始めたようでした。



もう一人は個人でギターのオンラインスクールをやっている友人です。

彼のスクールのウリは動画添削で、受講生が自分の演奏を録画して提出すると、
友人がそれを見て改善点などを動画で指導する、というものです。

この友人も音楽に対しては熱い情熱をもっているので、
顧客一人一人のサポートにかなりの時間を費やします。

顧客からの質問・相談メールには毎回ものすごい長文で返信するし、
なかなか上達しない人がいると、
「どうすれば彼を上達させられるだろう」
と何日もその人の事を考え続けてしまうくらい真面目です。

(ちなみに僕も彼からギターを教わっているのですが、
僕が相談するとお金にもならないのにいつも何時間もかけて熱心に指導してくれます)


彼は健康上の理由からあまり長時間は作業ができないため、
動画添削やサポートだけで体力が尽きてしまって、
他の作業は何もできない、という日もよくあります。

肝心のお客を増やすための作業ができていないので、
収益も一定のラインで停滞してしまい、鳴かず飛ばずの状況です。


この二人から同時に、
「このままではいくら働いても僕は自由にはなれないのでは?」
という不安を告白されたわけです。

もちろん彼らはネットで起業している時点で、
働く場所・時間・人間関係はフリーなので、サラリーマンより自由度は高いです。
収益化には成功しているので生活に困っているわけでもありません。

実際にサラリーマンを経験している農家のほうの友人も、
確実にストレスや肉体的負担はサラリーマン時代と比べて激減したといいます。


しかし、二人とも起業した動機の一つとして、
僕が電子書籍で提示しているような、
「お金にも場所にも時間にも縛られない自由な人生を手にいれたい」
というものがあるので、
現在の忙しい状態はまだまだゴールとは言えないわけですね。


で、「このままでは自由になれないのではないか」という告白に対し、
僕は以下のように回答しました。


「そりゃ無理だよ。仕組み作ってないんだもん^^;」


二人の問題点は、ともに日々の作業が”労働”の段階にとどまっており、
しかもそれが”ルーチンワーク化”しているということです。


「ホームページを作って納品する」
「顧客の依頼に応じて修正する」
「顧客に演奏を指導する」
「メールでお客をサポートする」

これらはある意味で労働です。
自分の時間・体力をお金に交換しているという意味でサラリーマンと変わりません。

時間・体力の限界=収入の限界になるという点も、
働くのをやめたら収入がなくなるという点も、サラリーマンと一緒です。


僕たちが自由になるための条件は、
自分の時間・労働力以外の商品を持ち、
自分がいなくても自動でその商品が売れ、
自動でお客を満足させられる仕組みを作ることです。

そうすれば自分が遊んでいても、働けなくなっても、
問題なく収益が入り続けるようになります。

仕組みを作るとは言い換えれば資産を作るということです。
資産とはそれ自体が後々まで利益を生んでくれるもののことです。
あなたをお金のための労働から解放してくれるもののことです。


「ホームページを作って納品する」
「顧客の依頼に応じてホームページを修正する」
「顧客の演奏を指導する」
「メールでお客をサポートする」

確かにこれらをやることによって一時的にお金は入ってきますが、
これらをいくら頑張っても自由にはなりません。
努力の成果がその場限りで終わってしまい、資産にならないからです。

努力の成果が累積して後に残っていかない、
努力してもあなたの仕事量が減っていかない、
それをやることによってあなたの今後の活動にレバレッジがかかっていかない、
そういう作業をただ繰り返すというのは、
もはやただのルーチンワークですね。


もちろん商品の提供や顧客フォローをするなといっているわけではありません。
そういうサービスをうたって販売した以上、
それらを提供しないと詐欺になってしまいます。

問題はいかにそれらを「あなたがいなくても」実現できるようになるかです。


上記の友人たちの場合、まずは極力商品から自分自身を切り離す必要があります。

直接サポートやコンサルティングを主力商品にするのではなく、
手間のかからないコンテンツを主力商品にするとか。
自分の代わりに商品・サポートを提供できる人材を探す・育てるとか。

そうすればいくら仕事を取っても自分の仕事量は増えないし、
肝心なお客を増やすための作業に時間を注げるようになるので、
努力するにつれて収入も自由度も増していきます。


あなたを自由にするための仕組みを作るのに忙しいのはOKです。

最初は忙しくても、時間が経つにつれて、
あなたの代わりに仕組みが働いてくれるようになり、
あなたはどんどん楽になるにもかかわらず、収益はどんどん上がっていきます。


ルーチンワークで忙しいのは絶対にダメです。

それだとどれだけ頑張っても永久に忙しいままだし、
すぐに時間・体力の限界がやってくるので、収益も少ないままです。
ルーチンワークをやめたり、事故や病気で働けなくなった瞬間に無収入です。



僕の友人に限らず、ビジネスが中途半端な規模で停滞してしまう人や、
いつまでたっても忙しさから抜け出せない人は、
仕事している時間の大半を、成果がその場限りで終わってしまう
ルーチンワークに捧げてしまっているケースが多いです。

ルーチンワークで実現可能なのは現状維持、
あるいはせいぜい慣れによるちょっとした効率化だけです。

効率化すると時給はアップしますが、それだけではあなたは自由にはなりません。
自由になるために必要なのは自動化・仕組み化です。

もしあなたが「仕事のことを一切考えなくても経済的に安心」という状態を作る、
あるいは年間数千万、億を超えるような売上を実現したいなら、
原則ルーチンワークは一秒もやらないくらいの意識が必要です。


ただ、将来自動化・仕組み化するために、
一時的に労働をやらなければならないケースはあるでしょう。

まだ最低限のお金をいただける知識・スキルが身についていない、
まだお客に提示できる実績が何もない、
魅力的な商品が何もないということであれば、
まずはそれらを手に入れないことには何も始まりません。

そのためにはとにかく目先の作業をこなしてスキル・知識を身につける、
お客のことをよく知る、目に見える実績を作るというようなステップが必要です。


友人がホームページ作成や演奏の動画添削をしていること自体は全然無駄ではありません。

それらは大きな視野で見れば仕組み作りに必要不可欠なステップであり、
ルーチンワークに見えてもルーチンワークではありません。

それらをやってみないことには、お客の求めているものがわからず、
お客を満足させられるような仕組みを作ることもできないからです。



ただし、漠然とその作業を繰り返しているだけでは、
やがてそれはただのルーチンワークになってしまいます。

そうならないためにも、それが「早急に通過すべき一時的な状態」
であることは強く自覚しておく必要があります。

できれば「ここまでやったらこの作業は終える」というラインを明確にしておきたいですね。

例えば「成功事例が3つできたらコンサルを主力商品にするのはやめる」
「売上が◯万円に達したらマニュアルを作り、外注に作業を任せる」など。



仕事をしている時間の半分以上がその場限りの作業、
つまりルーチンワークに奪われていると感じたら、それは危険信号です。

1日8時間働いたら、最低でも4時間は”仕組み化”のための作業にあてないと、
ビジネスはなかなか成長していきません。

もちろん理想はルーチンワークゼロです。

そのためにも、自分自身のルーチンワークを前提としたビジネスモデル(本人による個人レッスンとか)を避ける、
自分でなくてもできることは極力人に任せる、
自動化のためのツールやシステムに投資するなどを徹底していきましょう。



PS.

仕事や作業自体がとても楽しくて、
それ自体が一種の自己実現になっているなら、
別にいくらルーチンワークしてもいいですけどね。

人間には自分が充足感を得られる仕事に力いっぱい打ち込む自由もありますし。
そういうものがある人はむしろ幸せだと思います。
自由になったって打ち込めるものが何もないと絶対つまんないですから。

自分のファッションコーディネートをお客さんに喜んでもらえるのが嬉しくて、
かたくなに自動化を拒絶するひゆきさんみたいな人もいます。

※参考記事「ネットで”好きなこと”を仕事にして毎日楽しく自由に生きる」
http://daipon01.com/ppc/18179.html


ただ、それでも自分が事故、病気、災害等で
働けなくなった途端に収入がなくなってしまうのはリスキーなので、
生活できるだけの収入が自動で入ってくる仕組みは最低限目指したほうがいいです。

そうすればお金の心配などの余計なことに惑わされず、
やりたいことだけにすべての意識を集中できるので、
より幸福感や充実感を得られやすい状態になっていくと思います。


PPS.

ポケモンはまったく興味なかったけど、
ここまであらゆるメディアで面白い面白いと宣伝されまくると、
だんだん気になってきてしまい…

ついインストールしてしまいました。
確かにちょっと面白いです・・・。

著者プロフィール

だいぽん
小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、借金まみれの極貧の家庭で育つ。

皿洗いやレジ打ちなど、忙しいアルバイト生活を送る中で、自由を手に入れたいという欲求が抑えがたくなり、就職活動を放棄。
在学中にお金・知識・人脈ゼロの状態でインターネットビジネスで起業。
たった1人&パソコン1台で5年間で約3億円を売り上げる。

現在は働く必要がなくなり、セミリタイア。晴れて自由の身に。
音楽学校に通ったり、創作活動に打ち込んだり、好きな場所へ好きなだけ旅行したりと、趣味中心の生活を送っている。

個人が自由な人生を手に入れるための戦略・思考をブログ・メルマガで配信中。
2015年に電子書籍「自由な人生を手に入れる教科書」を出版し、Amazon総合ランキング1位を獲得。
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コメント

  1. 確かにいくらネットで起業したとはいえ

    「仕組み化」がなっていなければ

    完全な自由にはなれませんよね。

    自分がいなくても勝手に回る仕組みを作らないと、

    結局は労働し続ける羽目になってしまいます。

    特にお客さんが増えてくると、

    この仕組み化が完成しているか否かが

    かなり重要になってくると思います。

    仕組みがあれば

    それが勝手に顧客対応をしてくれますが、

    仕組みが無ければ大勢の人間を

    自分で相手することになってしまいますので。

  2. 思ってみればフリーランスをやってる僕の知人で

    「サイトは資産になるという話は聞くけど、
     実際は違う。手間も時間もかかるし、売れるホームページでなくては意味が無い。
     俺はこの世界で10年居るけどサイトが資産になるなんて事を体験したことは一度もない」

    「売れるサイトにする為には手間がかかる。
     取材をしたり現地で撮影したりして、数件受注するだけで24時間労働は当たり前になる。
     要は、やはり労働は付き物。数年でサイト資産を作るなんて理想は諦めた。
     現実は、やはりお金は働いて得るものだよ」

    なんてこと言ってましたけど、
    そりゃ仕組み組まないと資産にはならねーぜって事ですよね^^;

    あ、ポケモンなんですけど、
    モンスターボール10回くらい投げても一向に当たらないから、
    半ギレして拗ねてやめました(笑)

  3. 『漠然とその作業を繰り返しているだけでは、
    やがてそれはただのルーチンワークになってしまいます。

    そうならないためにも、それが「早急に通過すべき一時的な状態」
    であることは強く自覚しておく必要があります。

    できれば「ここまでやったらこの作業は終える」というラインを明確にしておきたいですね。

    例えば「成功事例が3つできたらコンサルを主力商品にするのはやめる」
    「売上が◯万円に達したらマニュアルを作り、外注に作業を任せる」など。』

    の箇所がとても参考になりました。

    「ここまでやったらこの作業は終える」というラインの設定は必要ですね。
    そのあとは、他の作業に切り替える、ということですね。

    • メインクーン
    • 2016年 8月 12日

    暫く見てませんでしたが、人間社会の自由ってなんだろうか? お金の為に動かないことなのか? もしそうなら人間の世界には自由なんて存在しない、どんなビジネスでも自分で会社持っていようが、なにかしらの行動を起こさないと報酬は受け取れないのだ。先人の誰かが都合のいいように具現化した錬金術の中ではどんなに楽しようが「支払い」を求められる。年商や年収が日本一の人でさえも、行動を起こさないと無一文になる。人間界では生きている内は「支払い」を求められます。そんな幻想を持つことはやめましょう。三田紀房、著書のマンガでも散々書かれていることです。たかが紙切れ、でもその只の紙切れに付加価値を持たせたために、人間は苦しみ続けていくのです。あぁだこぅだ、言わないで、体全体に汗かいてしっかりと働いてください

    • あおいろ
    • 2016年 8月 30日

    ビジネスを始める前に、そのビジネスは自動化できるかどうかを考えておきたいですね。

    最終的に、自分がどれくらい仕組の中から抜けだせるか…

    会社に勤めていた時はイメージできなかったけれど、

    ネットビジネスをはじめてみて、仕組を作ることの大切さを強く実感しました。

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著者プロフィール

だいぽんプロフィール画像

名前: だいぽん

小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、極貧の家庭に育つ。

2009年、バイトで溜めた学費を親にパチンコで使い込まれ大学を休学。
空いた時間を利用してアフィリエイトを始めたところ、4ヶ月目で月収100万を達成してしまい愕然。 家族も呆然。
まったく興味がないのに節税で法人化までする羽目に。

その後収益の自動化が完了し、お金のために働く必要がなくなってからは、趣味の音楽、小説、旅行に没頭する毎日。

2015年3月に個人で電子書籍を2冊出版し、Amazon電子書籍ベストセラーランキングの有料本・無料本カテゴリそれぞれで、2冊同時にW1位を獲得する(恐らくAmazon史上初)。

20歳。時給720円の皿洗いの日々
22歳。PC1台でネットビジネスに挑戦
23歳。半年で月収100万突破してビビる
27歳。1人で年商1億円
28歳。お金のために働く必要がなくなる
29歳。電子書籍出版。Amazon1位をとる
30歳。放置で年商3億円。趣味に生きてる


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