プロフェッショナルとはなにか?
音楽をやってる友人と会話していた時、
プロフェッショナルとはどういうものか?
というような話題になりました。
友人はプロの作曲家兼ギタリストとして音楽でお金を稼いでいるし、
僕も一応ビジネスに関してはプロとして人にアドバイスする立場です。
プロとアマの違いはどこにあるのか。
恐らくそれは、「充分かつ必要最小限」を
実現できるかどうかではないかという結論に落ち着きました。
充分かつ必要最小限とは、目的を確実に達成でき、
かつプロセスや結果に無駄がない状態のことです。
例えばギター演奏には様々なテクニックがあります。
弦を引っ張ったり叩いたり揺らしたり指先でタップしたり…
しかし、いざ楽曲を演奏するとなれば、
とにかくたくさんのテクニックを使えばいいというものではありません。
「いかに的確に、楽曲のイメージをリスナーに伝えられるか?」という観点から、
使うテクニックを取捨選択しなければなりません。
ボーカルがしんみりと歌う曲で、ギターがやたらとピロピロうるさかったら、
いくらそれが技術的にすごいものであっても、優れた演奏とはみなされません。
料理だってそうですね。
世の中には色んな食材、調味料、調理法があり、ちょっと料理に凝り始めた人は、
やたらと色々なものをいれた複雑な料理を作ろうとします。
しかし場合によっては、ほんの少し塩を振るくらいのシンプルな調理のほうが、
素材の味が引き立ってより美味しく感じられるということもあります。
プロはその辺の見極めを的確にやります。
ビジネスの世界だってそうです。
商品を作る際、あれもこれもと色んな要素を入れた結果、
結果的に何の特徴もない商品になったり、
複雑で分かりにくい商品になったりすることがあります。
その点、Appleは不要なものを減らし、
徹底的にシンプルであることにこだわって、
世界的な企業にのし上がりました。
商品に100のメリットがあるからと言って、
それらをすべて書き連ねていたら、
結局何が言いたいのか分からないセールスレターになって、
商品は売れなくなります。
それよりは、100ある魅力のうち、
あなたが本当に伝えたい3つのメリットだけにフォーカスして、
それがしっかり伝わるセールスレターを書いたほうが、
往々にして成約率は上がります。
色んな集客方法を知っているからと言って、
効果の薄い方法と効果の高い方法に
同様に時間、資金、労力を振り分けていたら、
どうしても成果が出るスピードは遅くなります。
それよりは効果の薄い方法を切り捨てて、
余ったリソースを効果の高い方法に集中したり、
別のビジネスに費やしたりしたほうが、結果的に高い成果を得られます。
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」
及ばないのは論外ですが、
過剰なものはノイズとなって作品の価値や魅力を損ないます。
充分かつ必要最小限を達成するには、
まず「増やすこと」、後に「削ること」が必要です。
音楽でもテクニックを全く知らなければ演奏しようがないし、
文章でも全く文字が書けないようでは話にならないし、
ビジネスも知識がゼロでは何から始めたらいいかわかりません。
なのでまずは必死に勉強したり練習したりして、
自分ができることの引き出しを増やします。
しかし、ただ色んな事をやれるだけではアマチュアです。
ある程度やれることの幅が広がったら、
次はそれを取捨選択できるようにならなければいけません。
どんな素材の組み合わせや配分が、
もっとも少ないコストで目的を達成できるのか?
どんな領域でも、一定のレベルを超える人たちは
皆ここまで考えています。
無駄を徹底的に削ぎ落とすことで、
そこに洗練されたある種の美が生まれます。
(美しい作品、美しい文章、美しいビジネスモデル・・・)
増やすことも削ることもできないのが初心者、
増やせるようになればアマチュア、
削れるようになればプロフェッショナルです。
僕もまだまだ無駄はあるので、
もっと精進しなければならないと思っています。
PS.
僕は文章について褒められることがよくあります。
これも恐らくは僕が削るということを意識しているからだと思います。
僕は文章を書くときは常に、
「ここから一文字でも削れないかな?」という意識でやっています。
一生懸命書いた文章でも、
論旨にあまり影響がないと感じたら、
ごっそり消してしまいます。
また、一文を書き終わったとき、
表現方法を変えれば文字数を減らせると気づけば、
実際に消して書きかえます。
(例)
「口コミで評判になるくらい彼の技術は高かった」⇒「彼の技術は口コミを呼んだ」
些細な違いですが、こういう積み重ねが
読みやすい文章・伝わりやすい文章に繋がると思っています。
PPS.
関東も春満開ということで、花見に行ってきました。
しかも2日連続。
まずは井の頭公園。
惣菜とお酒を買い込み、桜の下で飲み食いしてました。
ぽかぽかといい陽気。
プレミアムモルツで乾杯。
お寿司が寄った・・・。
池に砂浜がある??と思ってよく見たら、
散った桜の花びらが流れ着いてるだけでした。
夕日と桜。
2日目は友人に誘われてビジネス系の人たちとの花見へ。
総勢40~50人くらいいたみたいです。
ほとんど知らない人ばかり。
花は綺麗でしたが風がすごかった…。
いやー、花見っていい文化ですね。
PPPS.
友人の結婚式に参加するために大阪へ。
笑いあり感動ありの良い結婚式でした。
友人の社長が持ってきたご祝儀に驚愕。
こんな分厚いご祝儀袋は初めて見ました。
中身はもちろん札束。
受け取った受付の人が「えっ??」って言ってました。
京都のジョブズお気に入りの寿司屋再訪。
ジョブズが気に入ってひたすら食べまくったという大トロを食す。
舌の上が天国です。
著者プロフィール
-
小説と音楽と旅行が大好きな30歳。
株式会社GRASP代表。
パチンコ狂の親を持ち、借金まみれの極貧の家庭で育つ。
皿洗いやレジ打ちなど、忙しいアルバイト生活を送る中で、自由を手に入れたいという欲求が抑えがたくなり、就職活動を放棄。
在学中にお金・知識・人脈ゼロの状態でインターネットビジネスで起業。
たった1人&パソコン1台で5年間で約3億円を売り上げる。
現在は働く必要がなくなり、セミリタイア。晴れて自由の身に。
音楽学校に通ったり、創作活動に打ち込んだり、好きな場所へ好きなだけ旅行したりと、趣味中心の生活を送っている。
個人が自由な人生を手に入れるための戦略・思考をブログ・メルマガで配信中。
2015年に電子書籍「自由な人生を手に入れる教科書」を出版し、Amazon総合ランキング1位を獲得。
現在キャンペーン期間中にて上記の書籍(1000円)を無料プレゼント中。
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確かに…。
商売で無駄なものを徹底的に削ぎ落とし、なおかつ結果を最大化させたものが『自動化』という境地ですね。
しかし、いきなり自動化させようと考える初心者がどれだけ多いことやら…。
最初からプロフェッショナルをめざして取捨選択ばかりしていたら、大事な部分まで抜け落ちてしまいます。
自動化は魅力的ですが、削ぎ落とせない人、削ぎ落とす部分が分からない人がやったところで、時間の無駄に終わる可能性が高くなります。
アマを抜ける→プロになる→自動化に取り組む
この順序が正解ですね。
そりゃあビジネス初心者がやってもうまくいかないはずです。
料金が発生すれば『プロ』と、安易に考えてました。
というより、祝儀袋にビックリです!
伝えたい人に、伝わるように分かりやすく書く。
とても重要ですよね。
わたしも先月と今月では文章を少し変えただけで、成約率が倍に変わりました、
試行錯誤の繰り返しです。
わたしも頑張ります。
だいぽんさん
こんばんわ^^
今は本業(BK企業)が忙しく
何をやっても中途半端状態です。
体力的にも気持ち的にもボロボロで
来月次の職のあてが無いまま
退職します。引っ越しが済んだら
6月から一つの事に集中して
取り組む!そう決めています。
頑張ります!!色々と学びたいと思います。
ポチッと応援致しました^^
トロが美味しそう……というのは横に置いておいて(^^;
とても参考になる記事でした。プロがプロとして活動する、その「最小」というのは
うーん、やはりまだ自分はプロとは呼べないな、と思いました。
応援完了です!
それが何であれプロ意識を持てるということは素晴らしいことですね!
ぼくは心をこめて生きるプロを目指します!